この記事で解決できる悩み
- つみたてNISAで実際どれくらいの金額になるか
- つみたてNISAとiDeCoの特徴
- iDeCoとどちらを選べばよいか
このような悩みを解決できる記事を書きました。
私はつみたてNISAを6年やっていて、70万円程の含み益が出ています。
私も以前は、つみたてNISAを始めるべきか、iDeCoとどちらを優先すれば良いかなどを悩んでいましたが、今では悩むことなくつみたてNISAを続けています。
実際に、この記事ではつみたてNISAで具体的にいくら増えたのか、投資中に何に悩んだのかを紹介するので、つみたてNISAを始めた後のことをイメージできますよ。
記事前半では私のつみたてNISAの運用実績を紹介し、後半ではつみたてNISAの特徴やiDeCoとの違いを解説します。
現在、つみたてNISAを始めるかどうか迷っている人はぜひ参考にしてください。
つみたてNISA運用実績を公開
まずは私のつみたてNISAの運用実績を公開します。
結論を言うと、約6年の積み立てをして現在70万円ほどの含み益です。
200万円弱を口座に入れて、280万円になっているので銀行口座に貯金だけしているよりもお金が増えています。
実際の口座の画像は下記のとおりです。

もちろん、相場の状況によってはここから大きく金額が変わることもあります。
しかし、貯金だけをしているよりも資産を増やせる可能性があるのも事実です。
購入した銘柄
つづいて、どんな銘柄を購入しているのか紹介します。
私がつみたてNISAを始める際に何を購入すれば良いのか迷ったからです。
ネットや本で情報収集をすれば、おすすめは分かりますが、決めきれないんですよね。
銘柄に正解はないと思いますが、参考になれば幸いです。
私の購入銘柄
- 世界経済インデックスファンド 毎月3,000円
- 楽天・全世界株式インデックスファンド 毎月15,000円
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 毎月15,000円
現在NISA口座では上記3種類を保有しています。
購入した理由
はじめて購入したのが「世界経済インデックスファンド」です。
私は2018年につみたてNISAを始めましたが、その時読んだ本のおすすめだったので購入しました。
ちなみに当時読んでいた本は「貯金感覚でできる3000円投資生活」で現在はDELUXE版が出ています。
その後、S&P500にも積立したいと考えて2020年から積み立てる銘柄の半分をS&P500に変更しました。
変更の際、楽天全世界株式インデックスファンドにも積み立てを開始。
世界経済インデックスファンドはこれまで積立をしてきたので、もったいないと感じ端数を積み立てています。
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
| 世界経済インデックスファンド 毎月33,333円 | 世界経済インデックスファンド 毎月3,000円 |
| 楽天・全世界株式インデックスファンド 毎月15,000円 | |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 毎月15,000円 |
銘柄に関してはさまざまな意見があるので、決めるのは難しいですよね。
重要なのは無理のない範囲でコツコツ積立てることです。
迷ったら、私のように複数の銘柄を積立しても良いですし、少額からでも始めてみましょう。
積み立て中の悩み
積み立て中に悩んだことを紹介します。
本やネットでの情報と、実際に体験した時では感じ方が異なるので、ぜひ読みながらイメージしてみてください。
悩んだこと
- 含み損
- 銘柄を変更したくなる
- 毎月の積立金額が大きくて不安
上記内容を細かく解説します。個人的には一番悩んだのは含み損でした。
含み損に悩む
まず悩んだのは含み損です。毎日のように損が増えていくので、売却しようか本当に迷いました。
含み損は実際になると本当に心に余裕がなくなるので、ぜひ覚えておいて欲しいです。
なぜ含み損を抱えたかというと、コロナショックで市場が暴落したからです。
一時は十数万円の含み損を抱えました。
想像してみてください、銀行に預けているお金が、使ってもいないのに毎日減るところを!
コロナショックは底を打つのが早かったので、我慢できました。
しかし、数年経っても暴落したままだったら積み立てを辞めていた可能性もあります。
つみたてNISAに限らず、投資をする前には自分がどれだけ損をしても大丈夫なのか把握しておくと良いでしょう。
毎月の積立金額が大きいため不安になる
こちらもコロナ禍ですが、毎月の積立金額が大きいため不安になりました。
いままで通りのお給料が出ない可能性があり、積み立てた資金もどんどん減っていったからです。
節約しないといけないのに、勝手にお金が減っていく口座に入金する意味はありませんよね。
実際は積立金額が負担になるのであれば、金額を下げるのが一般的です。
私もコロナ禍がもう少し長引くのであれば、積立金額は少なくしていたでしょう。
このように毎月の積立金額が負担な状況になるかもしれません。
無理はせずに金額を調整するのが重要だと学びました。
銘柄を変更したくなる
つみたてNISAを始めると他の銘柄にも興味が出てきます。
なぜなら、たくさんの情報を集めて勉強するからです。
一度決めた銘柄を積み立て続けるのが基本です。
たとえば、SNSや専門書籍が良い例でしょう。
銘柄を変更したくなる時
- SNSで成果報告を見た
- 新しく出た本を読んで別の銘柄が紹介されていた
- 自分の持っている銘柄のパフォーマンスが悪い時
このように投資に詳しくなればなるほど、銘柄を変更したくなります。
勉強して詳しくなるのは良いことです。
基本は同じ銘柄を積み立て続けますが、どうしても変更したくなった時は積み立てる金額の配分を変えてみても良いかもしれません。
つみたてNISAとiDeCoどっちを選べばよいか

つみたてNISAを始めようと思っているかたの中には、iDeCoで始めようか迷っている方も多いのではないでしょうか。
ここではつみたてNISAとiDeCoの特徴を簡単に解説します。
ざっくり特徴をつかめば、あなたのライフスタイルに合った方を選択できるようになりますよ。
つみたてNISA特徴
つみたてNISAは「専用口座で投資信託を購入した場合、それによって得られた利益には20年間税金がかからない」のが特徴です。
この制度がなぜ良いのかというと、本来株式投資や投資信託を取引して得た利益には20.315%の税金がかかるからです。
たとえば、投資信託を売買して100万円の利益が出た場合を見てみましょう。
- 普通の証券口座:100万×20.515%=20万3,150円の税金が発生
- つみたてNISA口座:非課税なので20.315%が免除
上記の例だと口座が違うだけで、約20万円もお得だと分かります。
iDeCoの特徴
iDeCoの特徴は「投資で老後資金をつくる」イメージです。
運用益にかかる税金が非課税になるのは、つみたてNISAと同じなので、よく比較対象にあがります。
主な違いとしては次のとおりです。
iDeCoの特徴
- iDeCoの方が税制面のメリットが多い
- 60歳まで資金が引き出せない
- 年間の投資上限額が異なる
税制面のメリットとしては、運用益非課税の他に、掛け金が全額所得控除になり、受取金額の一定額が非課税になります。
つみたてNISAはいつでも資産を引き出せますが、iDeCoは一度購入すると、60歳まで資産を引き出せません。
また、年間投資上限額も職業や、加入している年金制度によって変わってきます。
一般的に気になるのは、税制面のメリットと、資金が引き出せないことでしょう。
iDeCoはつみたてNISAと似ていますが、違いもあるので要注意です。
iDeCoとの違いと選び方
つみたてNISAとiDeCoの違いと選び方を解説します。
まずは、つみたてNISAとiDeCoの比較表を見てみましょう。
比較してみると意外と違いが多くあるので、どちらを選べばよいか分かりやすくなります。
| 種類 | つみたてNISA | iDeCo |
|---|---|---|
| 税制面のメリット | 運用益非課税 | ・掛け金全額所得控除 ・運用益非課税 ・受取金額の一定額が非課税 |
| 運用期間 | 20年間 | 加入から65歳まで(10年間延長可能) |
| 途中で換金できるか | いつでも可能(※非課税枠再利用不可) | 原則不可 |
| 資金の引き出し | いつでも可能 | 60歳まで原則不可 |
| 運用可能商品 | 長期投資に適した金融商品として金融庁への届出が受理された投資信託 | 定期預金・iDeCo用の投資信託・保険商品 |
| 投資上限額(年間) | 40万円 | 14万4000円〜81万6000円 (※職業、加入している年金制度により異なる) |
| 損益通算 | 不可 | 不可 |
このように似ていてもそれぞれ特徴が違いますよね。
どちらに向いているか確認
次に、つみたてNISAとiDeCoはそれぞれどんな人に向いているのか確認しましょう。
あなたの目的とぴったり合うかもしれません。
どちらに向いているか
- つみたてNISAに向いている人:5~10年後に資金を使う予定がある人
- iDeCoに向いている人:定年後に資金を使いたい人
一般的には上記のような分け方をしています。
このように、数年後に資産を使う予定がある人はつみたてNISAを選択し、老後資金を作りたい人はiDeCoを選択すると良いでしょう。
普段の資金に余裕があれば、両方やる選択肢もあるかもしれません。
どちらを選んだか、選択例
具体例があるとイメージがしやすいので、私の周りの選択例をお話しします。
いろんな意見があるので参考にしてください
私の例
- つみたてNISAのみ
- iDeCoは資金が60歳まで引き出せないのが気になった
- ライフスタイルが大きく変わる可能性があるので、いつでも資金を引き出せた方が良い
母親の例
- iDeCoのみ
- 60歳までライフスタイルが大きく変わる可能性がない
友人の例
- つみたてNISAとiDeCo両方活用
- 資金はできる限り増やしたい
- 老後資金も作りたい
- 仕事も家庭もある程度目途が立っている
このように人それぞれ利用する方法は違います。
まずはライフスタイルの計画を立ててみると良いでしょう。
まとめ
この記事では私のつみたてNISAの実績についてお話ししました。
あなたがつみたてNISAをやる際のイメージになれば幸いです。
本記事のまとめは次のとおり。
本記事のまとめ
- つみたてNISAは6年ほど積み立てると70万ほど含み益が出た。
- つみたてNISAは少し先に資産を使う人向け
- iDeCoは老後資金を作りたい人向け
- ライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で積み立てをすれば良い
ぜひ、無理のない範囲で積立投資をしてみてください。