株式投資

株初心者向けに銘柄の選び方と考え方を解説!

この記事でわかること

  • 銘柄の具体的な探し方
  • 分析の種類「ファンダメンタルズ」と「テクニカル分析」について
  • 投資手法の種類
おーさわ

この記事では株式投資初心者の方に向けて、銘柄の探し方や分析方法の種類を解説しています。

私は株式投資を6年ほどやっていますが、始めた時は何を買えば良いか判断できませんでした。

この記事を読めば、個人投資家が何をヒントに銘柄を選んでいるのかわかり、身近なところから銘柄を見つけられますよ。

私も株を始めた当初は銘柄探しには苦労しましたが、今では自然と実生活の中で気になったサービスや企業の株が買えないか調べるようにしています。

今回の記事を読んで、投資方法を試し、あなたなりの銘柄選びを身につけてください。

銘柄の選び方と考え方

株式投資において銘柄の選び方は人それぞれです。

詳しい業界や好きな会社、生活スタイルはみんな違うので選ぶ銘柄も違ってくるからです。

たとえば、使っている銀行が良さそう!だと思っても皆さん使っている銀行は違いますよね。

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何が言いたいかというと、銘柄は好きに選んで良いし、選び方も自由だということです。

ただし、これを買えば絶対に儲かるというものはないというのは前提条件として理解しておきましょう。

良いと思った企業をよく調べて、納得して投資するのが重要です。

調べ方をいろいろ紹介するのであなたに合った銘柄探しを作りましょう。

身近な企業

まずは身近な企業から投資対象を探してみてもよいでしょう。

先ほど紹介した銀行のように、あなた自身が利用しているものであれば、より詳しく分析もできるのでおすすめです。

たとえば、次のような見つけ方があります。

身近な企業の見つけ方

  • 着ているもの(ファーストリテイリング、ユナイテッドアローズ、AOKIなど)
  • 好きなゲーム(任天堂、スクエアエニックスなど)
  • よく食べるお菓子(カルビー、森永製菓、明治HDなど)
  • カフェ(コメダHD、サンマルクHDなど)
マカミくん

このように、まずは身近なところから探してみても面白いですよ。

日常のふとした瞬間に、投資してみようかな、と思うことから始めてみると良いですよ。

本業で利用している企業

あなたの働いている業界やその周りの業界に投資するのもおすすめですよ。

普段から仕事をしている業界であれば、間違いなく、その業界について詳しいからです。

たとえば下記のようなイメージで探してみてください。

本業での銘柄の探し方

  • 本業でよく仕入れている商品
  • 業績の良い得意先
  • 業務で使っている会計ソフト
  • 接待で利用した、食事会場
おーさわイラスト

業務の中でも何かしらの発見があるはずです。

目についたものはメモを取って投資できるか分析してみましょう。

株主優待で気になるもの

気になる株主優待があれば、その銘柄を購入するのも良いでしょう。

株主優待をもらえるだけでなく、安定して成長を続けている企業も多いからです。

株主優待とは株主に対して企業が提供する特典のことです。

株主優待で有名なものだと次のような企業があります。

面白い株主優待

  • タカラトミー(7867):株主様限定特別セットの「トミカ」や「リカちゃん」「自社商品最大40%割引」
  • エプコ(2311):抽選で、6名に太陽光発電システム100万円相当を無償で設置
  • ダイオーズ(4653):100杯分のコーヒーなど
  • マサル(1795):宝くじ10枚など

株価の値上がりだけでなく、株主優待をもらうために株を買うというのも十分投資になります。

好きな株主優待を探すのと同時にその企業に将来性があるかを分析できれば、一石二鳥です。

値上がりと株主優待のどちらも期待できる企業を探してみてください。

配当が高いもの

高配当銘柄に投資するのも銘柄選びの選択肢の一つです。

配当の高い企業はそもそも、業績が良く、株主への還元も大きいため、株価の値上がりにも期待できます。

配当とは事業で出た利益の一部を株主に還元することです。企業によって配当にあてる割合は違いがあります。

たとえば、分かりやすい高配当銘柄は次のような企業です。

高配当銘柄

  • 日本郵政(9101)
  • ソフトバンク(9434)
  • 伊藤忠商事(8001)
  • 日本たばこ産業(2914)

名前を聞いたことがある企業も多いのではないでしょうか。

このように配当の高い銘柄は、業績も良い企業が多いです。

銘柄分析の種類

探した銘柄の分析方法には大きく分けて次の2種類あります。

分析の種類

  • 企業の業績や財務状況を分析する「ファンダメンタルズ分析」
  • 株価チャートを見て分析する「テクニカル分析」

自分の好きな分析方法をファンダ派、テクニカル派といって話しているのを見たことがあるかもしれません。

どういったものか解説するので、うまく使って分析してみましょう。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは、企業の財務状況や業績をもとにして、企業の本質的な価値を分析する方法です。

企業の価値に対して株価が割安か、今後の成長が見込めるかを分析して株を購入します。

分析には、企業の決算データや収益率、資産の安定性、景気動向などさまざまな指標の確認が必要です。

たとえば、ファンダメンタルズ分析には次のような指標を使います。

分析に利用する指標の例

  • 自己資本比率
  • 流動比率
  • EPS(1株当たりの純利益)
  • ROE(自己資本利益率)

ファンダメンタルズ分析は投資初心者でも比較的始めやすい一方で、経済や企業に関するデータは無限にあるため、奥が深い手法ともいえます。

たくさんの銘柄を分析して、指標の理解を深めて自分の重視したいものを使っていくと良いでしょう。

テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去の株価の値動きからトレンドやパターンなどを把握し、投資判断する手法です。

いわゆるチャート分析というものですね。

説明だけ聞くと難しそうですが、扱うだけであれば実際はそれほど難しくはありません。

たとえばテクニカル分析には下記のような指標がありますよ。

テクニカル分析

  • ローソク足
  • 移動平均線
  • 出来高
  • MACD

テクニカル分析にもさまざまな指標があるので、使いやすいものを選んでいくと良いでしょう。

投資手法の解説

株式投資に投資手法にいくつか種類があります。

初めから覚える必要はありませんが、それぞれ意識してみると良いでしょう。

自分が銘柄を選んだ理由を考えてみると次の中の一つだった。というイメージです。

さまざまな投資手法

  • バリュー株投資
  • グロース株投資
  • モメンタム投資
  • イベント投資

についてそれぞれ解説します。

バリュー株

バリュー株とは、本来の企業価値から見て株価が安い銘柄に投資する手法です。

簡単に言えば、割安になっている株のことを言います。

割安になっている株を買っておけば、普段の価格になったら儲かるよね?という話です。

たとえば次のような指標を見て割安がどうかを確認しています。

PER(株価収益率)が低い銘柄:業績から見て割安な銘柄

PBR(株価純資産倍率)が低い銘柄:保有資産から見て割安な銘柄

バリュー株投資を実践している有名な投資家にはあの「ウォーレン・バフェット」がいます。

実績がある方もやっている投資法なので、有効的な投資法だと分かりますね。

ただし、指標を見て割安になっている株を買ったら絶対儲かるという話ではないので要注意です。

グロース株

グロース株とは、売り上げや利益が今後成長すると期待されている銘柄のことです。

革新的な商品や最先端の技術を活用したサービスを提供し、新たな市場を開拓する新興企業がグロース株に該当します。

グロース株は、売上高成長率や営業利益率の高さ、ROE(自己資本利益率)などが確認されることが多いです。また、市場区分からも調べることができます。

たとえば、日本のグロース株として名前が挙がる銘柄は次のとおりです。

グロース株

  • メルカリ【4385】
  • 東京エレクトロン【8035】
  • ファーストリテイリング【9983】
  • レーザーテック【6920】
  • エムスリー【2413】

メルカリなどは普段から利用している人も多くよく聞く企業ですよね。

グロース株は、売り上げや利益が今後成長すると高く期待されている銘柄であり、投資家に人気です。ただし、リスクが高いことも留意する必要があります。

モメンタム株

モメンタム株とは、株価が勢いよく上昇を続けている銘柄のことです。

流行っていて勢いのある企業に投資していきます。トレンドになっているとも言いますね。

トレンドの勢いが強いほど、そのまま上昇する期待して投資してく手法です。

先ほど紹介した「テクニカル分析」にも共通する部分があります。

具体的なやり方は、日足・週足チャートを見て、上昇トレンド銘柄を探すのが一般的です。

勢いのある銘柄に投資して勢いが終わるまで保有するというシンプルな投資方法なので初心者にもやりやすいでしょう。

ただし、上昇している銘柄はすでにかなり高くなってしまっているケースもあるので要注意です。

イベント投資

イベント投資とは、株価の特徴的な値動きを利用して売買する投資手法を指します。

この手法は、株価の動きのみに注目するため、買い時・売り時がわかりやすい点がメリットです。

たとえば、「株主優待の権利確定に向けた上昇」や「優良大型株の急落」、「TOB価格への上昇」などを狙います。

面白い株主優待がある企業は株主優待の権利日に向けて株価が上昇するケースがあるので、それを見越して権利日を迎える前に売却してしまおうというものです。

他にも、イベントが起こるタイミングを事前に調べて投資していくとあなたなりの稼げるパターンができるかもしれません。

具体的な銘柄の探し方

ここからは具体的な銘柄の探し方を紹介します。

銘柄の探し方

  • 四季報
  • 株探
  • Twitter

それぞれ解説するので、興味を持ったものを試してみてください。

四季報

四季報をパラパラとめくって気に入った銘柄を探すのも良いですよ。

四季報はすべての上場企業の情報を集約した書籍だからです。一冊読めばかなりの情報を得られます。

一冊すべてに目を通すのは難しいですが、欲しい情報を絞ると良いです。

たとえば私の場合は次の情報を意識して見ています。

四季報見ている所

  1. 月足チャート
  2. 売上、営業利益、経常利益
  3. 企業内容

上記3つを順番に見てすべて条件に合っていたら付箋を貼って、後から詳細を見ています。

もちろん重要視したい指標は人それぞれなので、使いながら自分なりにアレンジしてください。

株探

株探を使って銘柄を探す個人投資家も数多くいます。

株式市場に関するさまざまなニュースや、決算発表の速報も掲載されているので新しい情報を集めやすいからです。

速報やニュースの他にも検索がしやすく、条件を絞って銘柄を探せるのもメリットでしょう。

たとえば、次のような検索ができます。

株探探し方

  • 人気テーマランキング
  • ファンダメンタルズ
  • テクニカル
  • 人気ニュースランキング

このようなランキングなどから探さなくても、具体的に検索したい企業名やテーマからも探せるので、利用してみてください。

Twitter

Twitterから銘柄を探してみても良いでしょう。

自分の知らなかった銘柄や、分析に対しての考え方を学べます。

ただし、ツイートで得た情報は鵜呑みにせず自分なりに分析したうえで投資をしましょう。

人の意見を鵜呑みにして投資を行うと、売るタイミング、買うタイミング、なぜ投資したのかが判断できなくなります。

自分で判断できないものに投資をすると大きな損失を抱える可能性もあるので要注意です。

まとめ

この記事では投資初心者に向けて銘柄の選び方を書いてきました。

最後におさらいです。

この記事のまとめ

  • 身近なところからでも銘柄は探せる
  • 分析にはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析がある
  • 投資手法を意識して見るとよい
  • 銘柄の探し方はたくさんあるが自分で判断できるようにしよう

株を始めたばかりだと、銘柄の選び方にも自身が持てずに悩みます。

銘柄の選び方や投資方法は無限にあり、自分なりに納得のいく投資をするのが重要です。

ぜひ、あなたなりの銘柄の探し方や判断基準を作ってください。

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